中国侵略戦争へ向けた自衛隊観閲式粉砕!!
「自衛隊明記の改憲」「アジア版NATO創設」「核共有」などを持論とする石破首相は、就任からわずか8日で国会解散―総選挙に踏み切りました。2027年にも始まるといわれている中国侵略戦争に向けた「挙国一致」をつくり出すためです。
日米が中国を「敵国」とした大軍事演習
ウクライナ戦争の泥沼化、イスラエルによるガザ大虐殺と中東全 域への戦争拡大が進む中、米大統領選ではトランプもハリスも「中国こそ最大の脅威」「中国に勝つ」と叫び、中国侵略戦争を構えています。9月には海上自衛隊の護衛艦が初めて台湾海峡を通過。10月23日から11月1日に行われている日米共同の大軍事演習 「キーン・ソード25」は、中国を「敵国」と明示し、日本全土で展開されます。基地・軍事施設だけでなく民間の空港・港湾なども 使用される大演習です。
米日帝国主義の中国侵略戦争が始まれば、間違いなく第3次世界大戦です。この戦争を絶対に、始まる前にとめなければなりません。
労働者・学生の団結した闘いが戦争をとめる
しかし立憲民主党から日本共産党にいたるまで、この戦争を絶対に阻止しようとする政党は国会には一つもありません。「石破自民党か、野田立民か」。こんな選択の中に労働者民衆の未来はありません。労働者・市民がみずからの行動と団結・組織をつくり出して闘うことが必要です。反戦デモとストライキを闘う労働組合が呼びかける「改憲・戦争阻止!大 行進」は全学連を先頭に実力で闘っています。8月6日、広島では岸田政権・広島市長が平和公園内の集会を事実上禁止する弾圧を打ち破り、前夜から座り込んで原爆ドーム前集会・デモを貫徹しました。この力で岸田を打倒したのです。
自衛官は侵略の銃を取るな! ともに闘おう
観閲式とは首相の前で「軍事パレード」をおこない自国の武力を誇示する軍事行動であり、労働者民衆は戦後、一貫して「二度と戦争は繰り返さない」反戦闘争の重要なテーマとして観閲式粉砕・自衛隊解体の闘いに立ち上がってきました。政府・自衛隊は観閲式を、戦時中、「天皇の軍隊」を養成する練兵場などがあり、「学徒動員」の壮行会もおこなわれた東京の神宮外苑でおこなってきました。しかし70年安 保・沖縄闘争、ベトナム反戦闘争など労働者民衆の闘いと当時の「美濃部都政」は、そうした場所で観閲式がおこなわれることを許さず、1973年以来自衛隊基地内でやられています。
今回の観閲式は、岸田政権からおし進められてきた日米安保の大転換、軍事費43兆円の大軍拡、米軍・自衛隊が一体化しての大演習等々と一体の中国侵略戦争参戦・突入のための軍事行動です。粉砕以外にありません!
沖縄・琉球弧の戦場化・軍事要塞化・ミサイル基地化を許さず、沖縄の人々と連帯して、 朝霞反戦デモに立ち上がろう。
自衛官のみなさん! 戦場に送られ、中国の人々と殺し合うことなど敢然と拒否し、ともに石破政権打倒の闘いに立ち上がろう!