11.9朝霞観閲式を直撃する反戦デモを行いました!

ブログ

 大行進埼玉のはじめ、練馬・横田・横須賀など、首都を取り巻く各地の基地強化に対する反戦闘争を闘ってきた大行進運動の仲間たちや、全学連の学生も結集し、約100名で観閲式を直撃する集会・デモを打ち抜きました!

 今年の観閲式は米日の更なる一体化と南西諸島の軍事基地化、そして中国侵略戦争のための大軍事演習「キーンソード25」に続き陸上自衛隊10万人を動員する軍事訓練の最中で開催されるという、まさに「戦争突入式典」でした。

 朝霞訓練場のすぐ脇の南大通りを通るデモコースは無観客開催ということで可能となりましたが、デモ隊から式典に参加する自衛隊員が見える距離で、「石破は帰れ」「自衛隊員を殺すな」「戦争命じるやつらを倒そう」とシュプレヒコールを行いました。

「こばと通信」さんが動画を上げてくれました!ありがとうございます。

前段集会の様子
朝霞デモの様子

11.9朝霞デモ前段集会基調

 本日私達は、自衛隊70周年記念朝霞観閲式粉砕闘争に集まりました。自衛隊観閲式とは、最高司令官である首相の前で陸海空の自衛隊員が軍事パレードを行い、その自衛隊員に向けて首相が「訓示」を述べる軍事行動です。

 先日の11月5日、アメリカ大統領選においてトランプが大統領に返り咲きました。「Make America great again」=「偉大なアメリカを再び」、この言葉こそ戦後世界体制の中で全面的な崩壊を開始している基軸帝国主義アメリカの悲鳴です。ですがその内容は、NATOの東方拡大からウクライナ戦争へ発展させ、一方でパレスチナ人民の決起に対してイスラエルに対して最新鋭の武器を送りパレスチナ人民虐殺を行わせ中東全体で戦争をしかけるアメリカが、改めてその没落の原因ともなっている中国に対する全面的な戦争を開始する、ということです。第二次世界大戦後、数多の戦争が引き起こされましたが、そのどれをとってもアメリカが主体となり、もしくはアメリカが金を出し武器を供与して紛争=戦争に発展させてきた。

 今回のアメリカ大統領選挙の結果とは、まさしく世界戦争を作り出し、アメリカを改めて世界の覇者とするためにトランプが再登場した、ということにほかなりません。いや、この場合、民主党のハリスが勝とうが、共和党のトランプだろうが、中国に対して戦争を行うことを公然と宣言し、それを実行に移そうとしているのが、アメリカです。

 22年の米国家安全保障戦略において、中国を「国際秩序を変える意図とそれを実現する経済力・軍事力・技術力を備えた唯一の競争相手」 「米国にとって最大の地政学的難題」と規定し、米国の今後の世界戦略の中心は「中国を打ち負かすこと」であると公然と打ち出しました。

 バイデン政権の国家安全保障会議の中国・台湾担当副上級部長であるラッシュ・ドーシは「アメリカは中国からの挑戦に立ち上がる必要があるという認識は党派を超えて共有されている」 「身動きが取れないほどの党派対立が起きているが、対中政策ではアメリカの海岸線の外に結束を示すことは可能だろう」と述べています。要するに、国内体制が危機に陥ったときに、対外的な戦争こそがアメリカの結束を生み出す、ということです。どの大統領のもとでも中国侵略戦争をやるんだ、ということを国家意思として決定しているということ、そのもとでハリスでもトランプでも権力を取った瞬間に、中国侵略戦争へ向けて始動し始めることでは何ら変わらないということです。

 実際、この大統領選挙が行われている真っ最中に、米海軍が発表した「航海計画2024」に、2027年までに中国との戦争が起こる可能性に備えると明記し、完全に戦時の戦争作戦として構えられている、ということです。

 一方で、10月27日に行われた日本の総選挙でも自民党、公明党、維新、共産の凋落の激しさ、一方で53.85%という投票率の低さ、ここに日本の労働者人民の現政権に対する絶望と、選挙ではなにも変わらないというあきらめが如実に出ています。問題は、裏金や不正の温床となっている自民・公明体制が、軍事企業と一体となって戦争へ向かって行く中でおきた問題だということをはっきりさせなきゃいけない。アメリカと一体となって中国侵略戦争へ突入しようとする日本。

 すでに10月23日から11月1日まで、中国を敵国として日米共同統合演習「キーンソード25」を強行し、中国包囲の一大軍事演習を行いました。そしてこれと一体で、9月2日から11月末まで、陸上自衛隊全部隊10万人を動員した過去最大の「陸上自衛隊演習」が現在も進められています。先月10月29日には、陸上自衛隊が「島嶼防衛」を旗印に輸送艦「にほんばれ」の進水式が行われています。

 本気の本気で、米日による中国への侵略戦争が開始されようとしている。

 本日の観閲式は、まさにそうした中で行われるということです。中国侵略戦争に向け、首相の石破が全自衛隊員に向け「命をかけて戦争に突入しろ」と号砲を打ち上げる儀式なんです。だからこそ、絶対に今日の観閲式を許してはならないんです。

 先週の11.3全国労働者集会へ向けて、私達大行進は、5.20沖縄・辺野古―8.6広島―9.1練馬―9.22横須賀―10.7イスラエル弾劾闘争―10.27横田を波状的・高原的な闘いを展開してきました。単純に「反戦」を訴えるものではなく、私達のデモ・抗議闘争は実力で戦われてきた、ということです。

 核心は、戦争へ突入する以外に自らの延命の手段のない資本主義・帝国主義を私達労働者階級の闘いで絶対に打倒する、そういう闘いとして本日の闘争はあります。

さらに、やはり私達は現役の自衛隊員に向け、反戦を訴えなければなりません。この間、練馬駐屯地闘争でも、基地内から私達のデモ隊に対して手を上げて呼応してくれた自衛隊員が出てきています。

 自衛隊では現場のパワハラ・セクハラ、上官銃殺などの問題がこの間取り上げられていますが、沖縄における米兵の女性暴行事件に見られるように、まさに戦時だからこうした事態が起きているということです。ベトナム戦争の際の米兵による事件をみてください。アフガンでもイラクでも全く同じです。

 一方でイスラエル軍では多くの兵士がPTSDで苦しみ、自殺者も増えているという現実。

 戦争で殺し合わされるのは、各国の労働者です。そして、この戦争を止められるのも労働者階級と、それとともに闘う兵士の決起です。

 自衛隊は侵略の銃をとるな! あなた達が手にしている銃やミサイルを向ける相手は、戦争によって自らを延命させようとする帝国主義国家、自民党政権でありこの資本主義体制そのものです。

 11.3労働者集会で、各国の労働者が参加し、戦争を止めるために、そして戦争を阻止するために、国際的な団結を改めて作り出しました。

 万国の労働者、団結せよ! 

176年前にマルクス・エンゲルスが発した世界革命の狼煙を、今こそ実現しようではありませんか!

すべての仲間のみなさん。朝霞駅をご通行中のみなさん。私達はこれから観閲式粉砕反戦デモに立ちます。ぜひデモに参加してください。ともに、闘いましょう!

11.9デモコール

  • 中国侵略戦争反対
  • 観閲式を許さないぞ
  • 中国・アジアに銃を向けるな
  • 戦争すすめる 石破を倒そう
  • 戦争式典今すぐやめろ
  • 軍事演習(訓練)許さないぞ
  • 日米戦争同盟粉砕!
  • 戦争命じる奴らを倒そう
  • ともにたたかい、ともに生きよう
  • 安保粉砕・基地撤去
  • 米軍犯罪許さないぞ
  • 辺野古新基地建設反対
  • 琉球弧を戦場にするな
  • ガザ虐殺を今すぐやめろ
  • 虐殺支える石破を倒そう
  • ウクライナ戦争 今すぐやめろ
  • 武器を送るな 参戦するな
  • 世界の仲間と連帯しよう
  • 国を守るな 命を守れ
  • 労働者としてたたかおう
  • デモとストで戦争とめよう
  • 団結して戦争とめよう
  • 団結して社会を変えよう
  • 70周年記念観閲式弾劾!
  • 戦争式典の観閲式を許さないぞ
  • 陸上自衛隊演習弾劾!
  • 「キーンソード」と一体の実動訓練を許さないぞ
  • 中国侵略戦争へ自衛隊員を動員するな
  • 自衛隊員は侵略の銃をとるな
  • 戦争に突進する石破政権を打倒しよう
  • 侵略戦争同盟を許さないぞ
  • すべての基地を撤去させるぞ
  • 沖縄・琉球弧を戦場にするな
  • 辺野古新基地建設阻止
  • 琉球弧をミサイル基地にするな
  • 沖縄の怒りとともにたたかうぞ
  • 侵略軍隊の犯罪を許さないぞ
  • 米日の中国侵略戦争を阻止するぞ
  • 「2027年開戦」をとめよう
  • 軍備増強、核武装を許さないぞ
  • 大資本の利益のために戦争するな
  • 中国侵略戦争すすめる石破打倒!
  • 労働者を殺すな
  • 自衛隊員を殺すな
  • デモとストライキで戦争をとめるぞ
  • 労働者の団結で戦争とめるぞ
  • 世界の労働者とともに戦争とめるぞ
  • 自衛隊は中国・アジアに銃を向けるな
  • 中国侵略戦争反対でたたかおう
  • アジアの労働者を殺すな
  • 労働者階級としてともにたたかおう
  • 世界の労働者と団結しよう
  • 団結してたたかい、ともに生きよう
タイトルとURLをコピーしました